『交歓生活』(1971年) あらすじ
監督:ジャン=フランソワ・ダヴィ
脚本: ジャン=フランソワ・ダヴィ
出演者:カリーヌ・ジャンテ
上映時間:110分
製作国:フランス
あらすじ
ピエールはパリで働く写真家。
若くて魅力的な妻フランソワーズと暮らしているが、十分な稼ぎがなく、毎日の生活が苦しい状態である。
ある日、ピエールは仕事の途中のランチでシルヴィーという魅力的なブロンドの女性と知り合う。
シルヴィーは既婚の女性だがピエールのことが気に入り、彼を田舎にある自宅に招待する。
ピエールはフランソワーズに5日間の出張に出かけると嘘をつき、シルヴィーの家を訪れる。
そこにはシルヴィーの夫ミッシェルがいた。
ミッシェルはすでにピエールとシルヴィーとの関係に感づいているが、それをまったく気にしていないかのように振舞っており、あたかも自分の妻に浮気を許しているように見える。
そんなミッシェルはパリに行く用事があり、妻シルヴィーをピエールと二人きりにして自宅を離れる。
こうしてまったく邪魔のない環境で、シルヴィーとピエールは体を重ね合うのだった。
一方パリで留守番をさせられているフランソワーズは、ひとり退屈でさみしい時間を送っていた。
すると突然、パリに到着したミッシェルがフランソワーズのアパートを訪れる。
アパートの中に入り込んだミッシェルは、勝手に風呂に入り、フランソワーズをベッドに押し倒す。
翌日、ミッシェルは別の若い女性といっしょに再びフランソワーズのいるアパートにやって来る。
そして3人で乱痴気騒ぎを始める。
そのころピエールはシルヴィーといっしょに熱い抱擁を重ねていたが、徐々にお互いに飽きはじめる。
そんな退屈がフラストレーションとなり、結局二人の間で口論が始まってしまう。
腹を立てたピエールはシルヴィーの家を出て、パリに帰ってくる。
以下、ネタバレ注意
当初の予定では、ピエールは翌日にパリに戻ることになっていた。
しかし、フランソワーズがほかの二人といっしょにベッドの中にいる最中に、突然ピエールが帰宅する。
そしてショックを受けたピエールは部屋を出て行ってしまう。
夜になるまであてもなく歩き続けるピエール。
一方フランソワーズも一人で外を出歩き、ピエールを探そうとする。
そのまま翌朝になると、ピエールはフランソワーズが歩道を一人で歩いているのを発見。
二人は何も語らず、いっしょに車に乗るのだった。