『青い体験』(1973年) あらすじ
監督: サルヴァトーレ・サンペリ
脚本:オッタヴィオ・ジェンマ、アレッサンドロ・パレンゾ、サルヴァトーレ・サンペリ
出演者: ラウラ・アントネッリ
上映時間:98分
製作国:イタリア
あらすじ
裕福な商人イグナツィオは、妻を亡くし、3人の息子を抱えたやもめとなる。
妻の葬儀の日、息子たちとともに自宅に戻ると、そこには若くて美しい新しい家政婦さんが待っていた。 まだ若い息子たち(18、14、6歳)の世話をする人が必要だったため、雇われたのである。
家政婦の名はアンジェラといい、その無垢な可愛らしさは父親だけでなく、息子たちをもとりこにしていく。
イグナツィオと息子たちは、それぞれアンジェラに近づこうとする。
しかし本当に真剣なのは14歳のニノだった。
ニノは密かにアンジェラの服のポケットにバラの花を忍ばせ、彼女への気持ちを伝えようとする。 アンジェラもまたニノの気持ちに気づき、心を開いて行く。
そんなニノの様子を知らない父親イグナツィオはアンジェラに接近し、再婚相手として二人は婚約してしまう。
それを知ったニノは6歳の弟をけしかけ、あえてアンジェラの前で死んだお母さんを求めるようなことを言わせた。 アンジェラには母親が務まらないと思わせるための”裏工作”だった。
ほかにもニノはあの手この手でアンジェラを追い込んで行く。彼女の仕事を邪魔したり、さらにセクハラ行為にまで及ぶようになり、どんどんとエスカレートしていくのだった。
以下、ネタバレ注意
そんなニノによるいじめにもかかわらず、アンジェラとイグナツィオの婚約は成立し、二人は結婚することになる。
それでもニノはアンジェラの裸を見たいという欲求を抑えることが出来ず、最終的にはアンジェラを全裸にし、家じゅうを追いかけまわす。
そして、二人は体の関係を持つ。
しかしそれは二人だけの秘密だった。
最後、アンジェラはイグナツィオと結婚し、アンジェラはニノの新しいお母さんになるのであった。