『ハード・デイズ・ナイト』(1964年) あらすじ
監督:リチャード・レスター
脚本:アラン・オーウェン
主演:ザ・ビートルズ
上映時間:87分
製作国:アメリカ、イギリス
あらすじ
ロンドンでのコンサートに向け、ファンであふれかえるリヴァプールから列車に乗るザ・ビートルズの4人。
ようやく車内でリラックスしようとするが、様々なトラブルが起こり邪魔されてしまう。
この列車に同乗していたポール・マッカートニーのおじいさんが、いたずらが過ぎるために貨物車両に閉じ込められてしまう。
そんな彼を楽しませるため、ビートルズの4人はいっしょにトランプをし、歌を歌う。
ロンドンに到着したビートルズはホテルに到着。
しかし部屋の中に缶詰め状態で、外に出ることはできない。
山積みのファンレターに返信を書くようマネージャーから命じられるが、4人はホテルを抜け出し、クラブで夜遊びをする。
そんな4人をマネージャーのノームが発見しホテルに連れて帰ると、今度は部屋にいたはずのポールのおじいさんがいなくなっている。
勝手に一人でカジノに遊びに行ってしまったおじいさんを、ビートルズとノームはようやく連れて帰る。
翌日、ビートルズはテレビ放映される予定のライヴのために劇場へ移動。
リハーサルを終えると非常階段で外に出て、広場で大はしゃぎするが、そこは私有地であったため追い出される。
劇場に戻る途中、ミリーという名の女性がジョン・レノンとすれ違うとき “誰か有名な人だ” と認識するが、名前が思い出せない。
一方、ジョージ・ハリスンはあるテレビ番組のオーディションのために現場に訪れた人と勘違いされてしまう。
もう一度リハーサルのために4人がそろって演奏し、控室で人はしゃぎした後、さらにもう一曲演奏。
あとは本番を残すのみとなった。
以下、ネタバレ注意
本番まで時間をつぶすあいだ、リンゴ・スターはポールのおじいさんの世話係にさせられる。
リンゴがおじいさんの横で本を読んでいると、「本など読んでいないで外に出て経験を積みなさい」とポールのおじいさんにそそのかされる。
その言葉に影響を受けてしまったリンゴは、一人で外出してしまう。
大衆酒場でゆっくり飲もうとしたり、写真を撮ったり、運河に沿って歩いたりして一人の時間を満喫するリンゴ。
しかしスタジオでは他の3人のメンバーが行方不明のリンゴを懸命になって探し始める。
そのころリンゴは悪事を働いたと疑われて警察に身柄を拘束されていた。
一方ポールのおじいさんもまた、偽のサインを書いてあるビートルズの写真を売ろうとした疑いで身柄を拘束。
警察署で顔を合わせたリンゴとポールのおじいさんだが、おじいさんは上手くその場を抜け出し、劇場にいるほかの3人のメンバーにリンゴの居場所を伝える。
ジョン、ポール、ジョージは警察署まで走ってリンゴを連れ戻しに行くが、結局警察ビートルズ4人との追いかけっこに発展。
何とか時間通り劇場に到着した4人は、無事にコンサートを終了させた。