『パフォーマンス/青春の罠』(1970年) あらすじ
監督:ドナルド・キャメル、ニコラス・ローグ
脚本:ドナルド・キャメル
出演者:ミック・ジャガー、ジェームズ・フォックス
上映時間:105分
製作国:イギリス
あらすじ
チャスはロンドン東部を拠点としハリー・フラワーズが率いるギャングのメンバー。
チャスの仕事はフラワーズに支払われるべき金の取り立てで、暴力による脅しで支払いを迫るというもの。
フラワーズはあるブックメーカーの店を奪おうとするが、これにチャスが関わることを禁じた。 チャスは店の経営者と込み入った過去があり、トラブルになる可能性があったからだった。
チャスはこれに腹を立て、この経営者に対して卑劣な行為に及ぶ。
経営者はその復讐にチャスのアパートをメチャクチャに壊し、暴行をはたらくが、チャスはその場で経営者を射殺し、スーツケースを持ってその場を去って行った。
フラワーズがチャスを保護せずにむしろ抹殺しようとしていることを知ったチャスは、田舎に逃げ隠れる準備を始める。
しかしあるミュージシャンが、ノッティングヒルにある自分が住んでいたアパートの家賃を滞納したままツアーに出かけることを耳にし、そのミュージシャンの友人に成りすましてノッティングヒルのアパートに現れる。
アパートに着くとそこに住むファーバーという女性が現れる。
ファーバーは元ロックスターのターナーと言う男性と、ルーシーと言う女性とともに気ままな3人暮らしをしていた。
ターナーはチャスを歓迎せず、チャスが支払った家賃の前払い金をつき返そうとする。
しかしチャスは徐々にターナーとファーバーの世界に引きずり込まれていく。
二人はチャスに幻覚効果のあるマッシュルームを食べさせようとしたり、服や髪型を変えさせたり、女装までさせ始める。
その一方、チャスは信頼できる友人であるトニーから国外脱出の助けを得ようとしていた。
しかしトニーが首尾よく準備を整えチャスと打ち合わせの電話をするとき、フラワーズとそのギャングたちはトニーを通じてチャスの居場所をつきとめていたのだった。
以下、ネタバレ注意
フラワーズたちがアパートに現れる。
チャスはターナーとファーバーに別れを告げに行き、その場でターナーの頭を銃で撃ち抜く。
チャスはアパートを出てフラワーズたちの車に乗り込むが、車窓から見えるのはチャスではなくターナーの顔だった・・・