『美しき諍い女』(1991年)あらすじ

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監督:ジャック・リヴェット

脚本:パスカル・ポニツェール、クリスティーヌ・ロラン、ジャック・リヴェット

出演者: ミシェル・ピコリジェーン・バーキンエマニュエル・ベアール

上映時間:238分

製作国:フランス

 

あらすじ

若き画家ニコラは、恋人マリアンヌとともに南フランスに暮らす老画家フレンホーフェルのもとを訪れる。

 

レンホーフェルは高名な画家であるが、すでに何年も絵を描いていない。

 

そんな彼には以前妻をモデルに描き始めたが途中で断念した絵があった。

 

しかしマリアンヌを目にしたとき、彼女をモデルにふたたびこの絵を描き始めることを決意する。

 

マリアンヌは初めあまり乗り気ではなく、ニコラが彼女の同意なしにフレンホーフェルと約束してきたことに怒りを隠さない。

 

しかし彼女は翌朝、老画家のもとに行く。

 

まずは着衣のままデッサンを始め、その後ヌードになりデッサンは続く。

 

直立不動のヌードに始まり、椅子に腰かけたポーズ、カウチの上で寝そべるポーズなど、マリアンヌの体の美しさが際立つポーズが続けられていく。

 

マリアンヌも不慣れなヌードモデルから始まるが、フレンホーフェルの指示に従って様々なポーズをこなしていく。

 

レンホーフェルもマリアンヌの美しいヌードにインスパイアされ、再び画家としての活力を取り戻し、次々と絵を描き続けていく。

 

緊張感はアトリエの中だけのことではなかった。 そんな中フレンホーフェルの妻は、かつて自分のモデルでは完成できなかった絵を、若いマリアンヌをモデルに迎えることで夫が熱意をもって完成させようとしていることが気になる。

 

またニコラは、老画家が自分の恋人とアトリエにこもりっきりであることに無関心ではいられないのである。

 

 

 

 

以下、ネタバレ注意

レンホーフェルは久々の作品「美しき諍い女」を完成させる。

 

しかし、彼はその絵をアトリエの壁の中に隠し、上にレンガを積み上げて文字通り封印してしまう。

 

後日、妻、ニコラ、ニコラの妹、マリアンヌ、友人のポルビュスが見守る中、マリアンヌの背中が大きくフィーチャーされた別の絵が披露されるのだった。