『スリーピング ビューティー/禁断の悦び』(2011年) あらすじ

 

 

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監督:ジュリア・リー

脚本:ジュリア・リー

主演:エミリー・ブラウニング

上映時間:101分

制作国:オーストラリア

 

 

あらすじ

ルーシーは昼間はオフィスで、夕方はレストランで働く大学生。

ときどき科学研究所でのリサーチプロジェクトにも参加している。

複数の仕事をしながら学費と家賃を払っている苦学生だ。

 

ルーシーはまた、彼女に魅かれている親戚の男性バードマンの面倒を見ている。

バードマンは病気療養中。

 

ルーシーは彼の肉体的な要求には応じようとしないが、それでもバードマンとの時間を楽しんでおり、彼女がほほ笑んだり笑ったりするのは彼の前だけだ。

バードマンがかつて何度もルーシーに結婚を申し込んだのに、ルーシーの答えはいつも「No」だった、ということが二人だけの昔ながらのジョークになっている、そんな仲だ。

 

金欠とバードマンの健康状態悪化が原因で、ルーシーは新たに別の仕事を探す決心をした。

求人広告に応募したルーシーは、雇い主の女性クララと面会する。

 

クララは、男性たちが正装で参加するディナーパーティーでランジェリー姿の若い女性たちに給仕をさせるサービスを運営している。

男性たちは女性を性的な目的で触ってはいけないことになっている、とクララはルーシーに伝え、彼女を安心させる。

 

ルーシーはこの仕事のオファーを受けることになった。

クララはルーシーの体を細かくチェックし、彼女に「サラ」という別名を与える。

ディナーパーティーで、ほかの女性たちはルーシーよりもはるかに露出の多い黒のランジェリーを着ているなか、ルーシーだけは白のランジェリーを着けてウェイトレスの仕事をする。

 

このパーティーで2回働いただけで、ルーシーは昇進することになった。

クララのアシスタントであるトムから電話があり、ほかの仕事のオファーをされる。

 

ルーシーは田舎の邸宅に車で連れていかれ、そこでクララはルーシーに新しい仕事内容を説明する。

それは与えられる麻酔を飲み、全裸で横になり、男性客がその横に寝そべる、というものだった。

彼らは彼女をさすったり抱きしめたりすることは許されているが、性行為に及ぶことは許されていない。

 

ルーシーは飲んだ麻酔が効き始めるとベッドの上に寝かされ、そこへクララが男性客を連れてくる。

クララはあらためて性行為は許されていないことを男性に確認してから部屋を出てゆき、その後ルーシーと二人きりになった男性は服を脱ぎ、彼女の横に寝そべる。

 

この仕事を数回やった後、ルーシーはもっと大きく家賃の高い部屋に引っ越せるお金がたまり、そこでひとり暮らしを始めた。

 

ある時バードマンから連絡があり、鎮痛剤を過剰摂取したことを聞かされる。

彼の家に着いたルーシーはベッドで死にかけているバードマンを発見。

彼女はすすり泣きながらシャツを脱ぎ、彼のベッドの中に入り、最後を看取る。

 

バードマンの葬式で、ルーシーは突然昔の彼氏に結婚を申し込む。

バードマンとの昔ながらのジョークを再現したのだ。

しかしその元カレはこのジョークを理解できず、彼女の結婚の申し込みを真に受けてしまう。

ショックを隠しきれない元カレは彼女の抱える数々の問題を引き合いに出し、そのプロポーズを厳しく拒絶する。

 

 

以下、ネタバレ注意

次の仕事のとき、ルーシーはクララに自分が眠っているあいだに何が起きているのかを知りたいと願い出る。

しかしクララは男性客たちがゆすりにあう可能性があると言って、それを断る。

 

そこでルーシーはその次の仕事のとき、自分たちの様子を極秘で撮影しようと決意し、小型カメラを購入する。

 

カメラを設置した部屋に現れた男性客は、この仕事で初めて彼女の横に寝そべった男性客だった。

しかし今回、この男性客はルーシーのものと同じ麻酔を、しかも通常ルーシーが飲む以上の分量を飲むことを希望し、クララからもらった麻酔を服用する。

 

翌朝、クララが二人の寝ているベッドルームに入ってくる。

彼女は目を覚まさない男性客の脈を計っても、まったく驚くことはない。

 

そこでクララはルーシーを起こそうとするが、実はルーシーもいつもより麻酔を多く服用していた。

人工呼吸を施してようやくルーシーを目覚めさせることができる。

 

目を覚ましたルーシーは、隣に死んだ男性が寝ているのを目にし、叫び出す。