『アデル、ブルーは熱い色』(2013年) あらすじ
監督:アブデラティフ・ケシシュ
脚本:アブデラティフ・ケシシュ、ガリア・ラクロワ
出演者:アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ
上映時間:179分
製作国:フランス
あらすじ
アデルは15歳の内向的な女子高生。ふだんはクラスメイトたちと男子の話ばかりしている。
ある日、横断歩道を渡るときに青い髪の毛の少女とすれ違い、一目ぼれする。
そんなアデルは同じ学校の男子とデートをし体の関係も結ぶが、満足できずすぐに別れてしまう。 そして同級生の女子とのキスを経験したのち、自分のセクシュアリティについて悩み始める。
アデルはある日、ゲイであることを公表している男子同級生に連れられてゲイバーを訪れるが、すぐにそこを一人で抜け出してレズビアンバーに入り込む。 その店内に以前横断歩道ですれ違った青い髪の少女がおり、二人はカウンターで話始める。
その少女はエマという名のアート学校の学生だった。 二人は仲良くなり、その後デートするようになる。
アデルのまわりの同級生たちは彼女がレズビアンではないかと疑い始めるが、それでも彼女はエマと関係を深めていく。 ピクニックで初めてのキスをし、そこから二人は激しく愛し始める。
その後、二人は同棲を始めた。アデルは卒業後、小学校で教師の仕事をし、エマは画家としてのキャリアを続けている。
エマの作品を紹介するパーティを自宅で催したときに、アデルはエマの知り合いのリーズ、アートギャラリーのオーナーであるヨアキム、俳優を目指すサミールらと知り合う。
エマはアデルの教員としてのキャリアをあまり評価しておらず、代わりに何か文章を書いて自己実現をすることを進めるが、アデルはいまのままで満足しているという。 こうして少しずつ二人の間に複雑な感情の違いが現れ始めた。
そんな中アデルは寂しさを感じ始め、エマに秘密で職場の同僚(男性)と関係を持ち始める。
しかしエマはそれに勘づき、アデルを問い詰める。涙を流しながら謝るアデルだが、エマは彼女を追い出してしまう。
その後も、アデルは教師の仕事を続けるが、エマとの離別を乗り越えることができなかった。
以下、ネタバレ注意
結局、二人は再びカフェで会う約束をする。
アデルは今でもエマのことを愛しており、二人ともお互いの間に強いつながりを感じているが、エマはすでに別の女性と付き合い始めていた。 こうして、二人はあらためて友人に戻ることになった。
後日、アデルはエマの展覧会に呼ばれた。 エマはアデルとあいさつし言葉を交わすが、エマはアデルにあまり時間を割くことができず、ほかのゲストや今の恋人と話し込んでしまう。
以前パーティで知り合ったサミールもその展覧会にいて言葉を交わすが、結局アデルはすぐに会場を出ていく。 サミールはアデルを追うが彼女とは別方向に行ってしまい、アデルはそのまま一人で歩き去ってゆく。